島根県・浜田市の自然素材・伝統木構法・ひとに優しい家造りにこだわる田原建築設計事務所

修学院離宮 参観 (2006.02)

 修学院離宮を参観してきました。
 この離宮は、比叡山麓、東山連峰の山すそにあります。
 上・中・下の三つの離宮が、上離宮背後の山や、三つの離宮を連絡する松並木の両側に広がる田畑を取り込み、さらに、京都の山々や市街までを借景にして展開している雄大な離宮です。田畑で繰り広げられる一連の農耕作業というひとの営みまでが景色としてとらえられています。この雄大さが、昨年参観した桂離宮との大きな違いです。
 宮内庁に参観を申し込んでからこの日を楽しみにしていたのに、あいにくの雨。傘をさしながらの参観となりました。雨でかすんで視界が悪く、スケールは小さくなりましたが、自然に開かれた離宮を堪能してきました。春から秋の天気の良い日にもう一度来たいと思いました。
 この天気ですから、いい写真ではないのですが、紹介します。

 離宮でもらった略図に沿って写真を紹介してみます。
  上の図は、全体図です。三つの離宮ごとに紹介します。
 
 ◆ 下離宮 ◆
 

1 下離宮御幸門(みゆきもん)
2 寿月観御輿寄(じゅげつかんおこしよせ)
3 寿月観へ
4 寿月観
5 寿月観一の間
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4 5

                ◆ 中離宮 ◆

6 松並木(上離宮に向かって)
7 中離宮の中門
8 客殿へ
9 客殿へ
10 客殿外観
11 杉戸に描かれた鯉と網
12 網干の欄干(西側)(あぼしのらんかん)
13 網干の欄干(北側)
14 楽只軒一の間(らくしけん)
15 楽只軒一の間
16 棚田
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 客殿は、離宮の建築物の中でひときわ豪華でした。
 霞棚と呼ばれる違棚、祇園祭山鉾の杉戸、鯉と鮒に網を描いた杉戸、花車の釘隠などの美術工芸の名品や、網干の欄干のようなすばらしいデザインが見られました。中でも、杉戸に描かれた鯉と鮒があまりにもリアルで池に飛び込みそうなので描き加えられたという 網 がこれまたすばらしく、とても印象に残りました。

                ◆ 上離宮 ◆

17 隣雲亭 たたきの一二三石(ひふみいし)
18 隣雲亭からの浴龍池(よくりゅうち)
19 千歳橋(ちとせばし)
20 楓橋(かえでばし)
21 楓橋を渡って窮邃(きゅうすい)
22       同上
23 窮邃内部
24 土橋
25 御船宿(おふなやどり)
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 浴龍池を中心に雄大な眺望が堪能できました。
 春の新緑、夏の心地よい風、秋の紅葉、冬の雪景色・・・どの季節もすばらしいとガイドの方から説明をうけました。雨の中ではありましたが、容易に想像できました。
 私は、たたきの一二三石が気に入りました。我々の住宅にも取り入れられそうだと思いました。

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